祇園祭 山鉾巡行(1)


今日(7月17日)は、祇園祭の(前祭)山鉾巡行の日。
巡行スタートが朝9時なので、8時頃には四条烏丸に到着するよう出かけました。

四条烏丸に到着した時は小雨が降っていて、沿道は行き来するのに苦労するほど多くの人で埋め尽くされていました。
今年は3連休の日曜日ということで、去年の3倍の約19万人が訪れていたそうです。

23基の山鉾巡行の先頭を切るのが「くじ取らず」の長刀鉾(なぎなたほこ)。
鉾先に疫病邪悪を払う大長刀(おおなぎなた)をつけていることから長刀鉾と呼ばれ、刃は八坂神社に向かないよう、
南向きにつけられているそうです。
今では生稚児(いきちご)が搭乗するのはこの長刀鉾だけです。

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巡行の前、鉾の前からまず囃子方が乗り込みます。
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そのあと、お稚児さんが現れ、長刀鉾へ向かいます。
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お稚児さんは山鉾巡行での役目を全うするため、氏神である八坂神社の本殿にてお祓いを受けます。
この儀式は「お位もらい」とも呼ばれこの日を境に、お稚児さんは神の使いとして過ごすことになり、
公の場では地面に足をつけることが許されなくなります。
従って、「強力(ごうりき)」と呼ばれる男性の肩に担がれて移動し、鉾の上まで昇ります。
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9時になって、ちょうど雨も上がり、いよいよ巡行のスタートです。
勇壮な掛け声とともに巡行の先頭を切る長刀鉾が動き始めました。
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重量約11トン、地上から長刀の上まで約25mの鉾は、コンチキチンと祇園囃子を奏でながらゆっくりと進みます。
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四条麩屋町にさしかかった時に、神の領域の境界線として張られている注連縄(しめなわ)をお稚児さんが
刀で切り払う「注連縄切り」の儀式が行われます。
注連縄切りは「鉾がこれから神域に進むことを伝える」意味があるそうです。
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巡行中、町名が変わる度にお稚児さんが鉾の上で披露するのが「太平の舞」。
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鉾上からの「太平の舞」によって道中を清め、疫病の退散を祈ります。
鼓(つづみ)を叩くために両手に握ったバチを交差させ、その小さな体を大きく、
そして優雅に旋回させて胸に抱いた鼓を叩きます。
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この際、外に身を乗り出す体勢になるため、稚児係が後ろからしっかりとお稚児さんの体を支えています。
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鉾の背面を飾る装飾品は、3年かけて製作したという「旭日鳳凰図」。
縦3.5m・横1.8mで、黄金色の雲海から日が昇る様子や雌雄の鳳凰などが描かれ、
絹糸と本金糸の約360色の染糸を混ぜて織り込んだ約800色で表現されています。
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このあとも、22基の山鉾が続きます。






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by isshiyu143 | 2016-07-17 23:59 | 京都
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