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秋の木曽路 奈良井宿(1)


先週の11月4日~11月6日、紅葉を見るため信州の蓼科へ出かけました。
旅行中とても良い天気に恵まれ、気温も20℃位あり少し暑いぐらいでした。

今回は、中山道の奈良井宿にも立ち寄り散策を楽しみました。
奈良井宿は中山道沿いに約1キロメートルにわたって家並みが続く日本最長の宿場町。
中山道木曽路十一宿のうち、最も賑わった宿場町で「奈良井千軒」とも呼ばれていたそうです。

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秋のやわらかな日差しに映える紅葉。

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奈良井川に架かる木曽の大橋。
樹齢300年以上の総檜造りの太鼓橋は、橋脚を持たない橋としては日本有数の大きさだそうです。
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天然木を使った橋は、長さ33m、幅6.5m、水面からの高さは7mもあるそうです。
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木曽路の中で標高の高い奈良井宿。
まわりは山に囲まれ自然豊かで秋の景色も素晴らしいです。
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木曽の大橋を後にし宿場町へ向かいました。
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奈良井宿では多くの漆器店が見られます。
木曽漆器は中山道の街道文化とともに発達してきた伝統工芸品で、
木曽五木をはじめ良質で豊かな森林資源に恵まれ、漆器の制作に適した気象条件が整っているそうです。

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塗櫛の問屋を営んでいた中村家の住宅で天保年間(1830~1843年)の建物。
二階を少しせり出させる出粱(だしばり)づくり、鎧庇(よろいびさし)、
入口にはめられた大戸と日常の出入りに使うくぐり戸、入口の横のしとみ戸、
二階の手すりの真黒くすすけて落ち着いた格子、その両脇につけられた白漆喰の袖うだつ、
各部にさりげなくそえられた彫物、これらはすべて奈良井に残された宿場の典型的な建築。
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まるで江戸時代にタイムスリップしたような情緒ある町並みです。
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奈良井宿を歩いていると紅葉が綺麗なお寺が見えたので寄ってみました。
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「長泉寺」は、徳川家光により始められた、宇治茶を江戸まで運ぶ「お茶壺道中」の宿泊所として
使用されていたそうです。
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本堂裏のモミジが綺麗に色づいていました。
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本堂入口の天井に描かれた「龍の大天井絵」。迫力があります。
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奈良井宿には、宗派の異なる寺が五つも残されています。
各大名が、自らが信仰する宗派の分院を持ってきたのではないかという説もあり、
大名行列の作事奉行を務めたのは、お坊さんだったそうです。
大きな宿場の割に旅籠が少ないことから、大名行列の宿房の役も果たしていたようです。
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旅籠の軒灯、千本格子など江戸時代の面影を残している宿場町。
もう少し散策を楽しみましたので次回の記事へ続きます。
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by isshiyu143 | 2016-11-13 14:56 | 信州
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